こんにちは、川平屋の都築です。
最近は、夜はだいぶ冷え込んできましたね^^;
昼夜の温度の差が大きいので体調にはお気をつけくださいね。

ただ日中はとても過ごしやすくなってきました♪
暑からず寒からず着物を着て出掛けるのにとっても良い時季です。
結婚式に参列される方もみえるのではないでしょうか。

今日は、晴れやかな場を彩るきものの染めの代表、
『日本三大友禅』の特徴をお話しさせていただきます。

三大友禅とは

三大友禅とは加賀友禅・京友禅・東京友禅のことを指します。
加賀友禅・京友禅は皆さま聞きなじみがあるかと思いますが、東京友禅は知らないという方も多いのではないでしょうか?
今回は三大友禅の違いについて解説していきます!

まず、そもそも友禅とは何かについてご説明します。
大きな特徴としては色をつける際、他の色と混ざらないように、を使っている点です。
糊を細い線で引き、その中に色を挿すことで他の色と混ざらない、綺麗な絵柄を作っています。

皆様一度は聞いたことのある友禅流し、何をしているの?と思っていた方もいるのではないでしょうか?実はこの糊を流しているんです!!

それでは本題、三大友禅について説明させていただきます^^

京友禅

諸説ありますが、江戸時代に扇面絵師をしていた宮崎友禅斎によってもたらされたと言われています。また、全ての友禅の基となっています。
内側から外側へぼかす多色使いで、花鳥風月など古典的な柄をデザインするものが多いです。
また金・銀箔や金狛刺繡もよく用いられ、華やかな印象です。
よく言われる「はんなり」とした美しさがあります。

PB150378

↑金箔や刺繍を使い優雅に仕上げられています。

加賀友禅


加賀友禅も京友禅同様、京都で扇面絵師をしていた宮崎友禅斎という方が石川県で加賀染めを始めたのが発祥と言われています。
特徴としては加賀五彩という藍、黄土、臙脂(えんじ)、緑、古代紫を基調色に使用しています。
京友禅と違い、あまり加工を使わず、友禅染のみで作られています。
模様の外側から内側へ向かって濃い色を薄い色にする「先ぼかし」や、木の葉などの模様に墨色の点で描く「虫喰い」の表現が特徴。

PB130372


↑加賀友禅特徴の虫喰いや先ぼかしの写真です。自然をリアルに美しく絵柄にしているのが特徴です。

東京友禅

江戸時代に京都から伝えられたと言われています。
色数少なく、色味もシックな茶や藍、白などが好まれます。
加賀、京友禅と比べてもかなり雰囲気が変わり、スッキリとしたデザインが特徴的です。

色味も同系色でまとめられ、スッキリとした都会的なデザインです。

東京染めは11月10日(木)~13日(日)のイベントにて展示されますので是非一度手に取ってご覧ください♪
ご来店お待ちいたして居ります。

株式会社 川平屋
郵便番号:471-0023
住所:愛知県豊田市挙母町1-43
TEL:(0565)32-0201
E-mail:wagallery@kawahiraya.com
HP:https://kawahiraya2019.sakura.ne.jp/kawahiraya/
営業時間:10:00?19:00
定休日:火曜日