”友禅”
着物関係の話題の中ではよく聞くワードだと思います。
ではどんなものを指すのか?
どんな技法があるのか?
を今回はご紹介します。
もとは江戸時代の扇絵師、
宮崎友禅斎が着物に絵を描き始めたのがはじまりです。
のちに友禅という名前が、着物の染色技法の名前として呼ばれるようになりました。
そんな友禅ですが、呉服店やネットなどの着物紹介に、
「手描き友禅です!」と表記されたものをよく見ますよね。
どこを見れば手描き友禅と判断できるのかを見てみましょう。
「手描き」ということから、染色はもちろん職人の手で行います。
みなさんが想像するのは、
このように生地の上に直接筆で描く方法だと思います。
これは細かく言うと「手差し友禅」といいます。
この技法とはまた別に、「型友禅」というものがあります。
摺り友禅は生地の上に型紙を置いて、指定された場所に
指定の色を刷り込んでいきます。
実際の着物だと、こちらの2枚は手差し友禅になります。
それに対してこちらは型友禅です。
ぱっと見、どちらが手差しで、どちらが型かわかりません。
が、生地の裏面を見ると違いがよくわかります。
これらはどちらも生地の裏面です。
手差しのものは、裏面にくっきりと染料が染み込んでいるのがわかります。
それに対して型のものは、型を置いて染めた部分はそこまで色は浸透していませんね。
技法や仕上がりの違いを見てみるとおもしろいですね。
どちらが良くてどちらが悪い、というのはありませんので
ひとつ知識として知っておくのも良いと思います!
また、着物を染めるための技法として、
現代ではインクジェットプリントも採用されています!
これの利点としては、
例えば職人の手作業では3ヶ月かかって作られるものが
インクジェットプリントでは1ヶ月かからず作ることができます。
それに伴い価格もお手頃なものが多いですね。
ちなみに生地の裏面は全体がほわっと白い印象です。
このように着物を染める技法にもさまざまなものがあります。
どのポイントにその着物を手に取るための
価値を見出すかは人それぞれです。
そのためには是非、たくさん見て知っていってくださいね。
さまざまな商品を見る、といった点では、
川平屋でも毎月開催の展示会はおススメです!
みなさまも是非着物を楽しみましょう♪
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